利用者物語vol.2~乗り越えろ在宅支援編~

こんにちは🌞通勤中車の中にとんぼが飛び込んできて危うく事故をおこすところでした。すっかり秋を感じております。まだまだ残暑が続いておりますが、皆様はお変わりありませんでしょうか?

就労移行支援事業所ななころ取手です🐰

 

先週から全3回にわたり”利用者物語”と題しまして、ある利用者の方の入所から就職~そしてその後の現在に至るまでのストーリーを綴っています。今回は第2回在宅支援編になります👓📒

前回のおさらい

2018年に発症した病気から一歩踏み出し、ななころ取手に入所したSさん。不安を抱えながらもコツコツと通所をし、事業所にも慣れ、生活リズムも整ってきた矢先、私たちに襲い掛かってきたのがコロナウイルス第6波でした。

止まらぬ陽性者数~在宅支援の決行~

第6波ではオミクロン株が発生し、結果として重症患者数は少なかったものの陽性者数が莫大に増えたのが特徴でした。連日、陽性者数の増加に私たちも在宅支援を取り入れるしかありませんでした。Sさん自身も、外に出て事業所にも慣れてきた矢先だったのですがやむなき決断でした。

 

ピンチをチャンスに

在宅支援では週一回対面での面談とプログラム開始前、終了後の連絡を行い体調のヒアリングや学習の進捗状況を報告しました。Sさんはコミュニケーション能力をつけたいと希望があったのですが、面談の日以外は家で過ごすことになるため直接的にトレーニングをすることが難しいので、この在宅期間をうまく利用し資格取得することを決意。“せっかく安定したリズムが崩れてしまうかもしれないのが不安” とおっしゃっていました。ただ、彼はそれだけではなく “この時間を使って取りたかった資格に挑戦します” と強いまなざしで言ってくれたのを覚えています。

資格としては以前から興味のあった情報セキュリティマネジメントを選択。在宅の間午前中2コマを利用し、テキストやeラーニングを使い学習時間にあてました。

在宅支援中は、毎日活動予定や活動報告をしっかり行いリズムを崩さないことを第一に考え学習に取り組みました。週一回の面談では話すのを楽しみに通所してくれました。

そんな努力もありコロナウイルスに感染することもなく第6波を無事に乗り切ることができました。”生活リズムを崩れず過ごせたのがよかった”と振り返って語っていました。そしてこの時期にコツコツ勉強を重ねた努力を生かし、同年の8月には見事、情報セキュリテマネジメントの資格を取得することができたのです🌸

日本全体が外にでられない中でもくさることなく、自分のやるべきことを見つけすべきことを全うする彼の生真面目な性格が資格取得に至ったのだと思います。

さて、第6波の終息に伴い通常通りの通所に戻ったSさん。週3日から週4日にと通所日も1日増え、以前にも増して集団プログラムに参加するなど就職に向けて順調な毎日を過ごすそんなSさんの心が乱れる出来事がこの夏に起こります。

それは、大好きな祖父の他界でした…。

 

続きは次週≫

利用物語vol.3~切り開け就職活動編~で掲載予定です!(^^)!

 

 

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1日1日が自信につながる事業所を目指して、微力ではありますが利用者さんと共に成長していきたく存じます✨

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