利用者物語vol.3~切り開け就職活動編~

こんにちわ🎃各局の夏ドラマが続々と最終回を迎えていますが、私はVIVANTロスに秋の訪れを感じております。皆様はどうお過ごしでしょうか?

就労移行支援事業所ななころ取手です👔

 

先々週から全3回にわたり”利用者物語”と題しまして、ある利用者の方の入所から就職~そしてその後の現在に至るまでのストーリーを綴っています。最終回となる今回は第3回~就職活動編になります👓📒

 

前回までのおさらい

2018年に発症した病気から一歩踏み出し、ななころ取手に入所したSさん。在宅支援も乗り切り資格も取得、就職活動に本腰を入れようとした矢先、Sさんの心が乱れる出来事が起こります。それは敬愛する祖父の他界でした。

 

悲しみの淵に

祖父の他界に伴い、ご両親の引っ越し話もあり、生活の不安やまだ就職ができず利用期間の2年間が迫ってきているあせりなどが重なりメンタル面から体調を崩してしまい通所も週4日から週2日ほどと、なかなか安定して通所するのが難しい状態になってしまいました。そんな中でも事業所でおこなったイベントには参加し準備など手伝ってくれました。

県職員に挑戦

悲しみを抱えながらも通所日数も徐々にあげつつなんとか通所をしていたある日、茨城県の県の公務員募集のお知らせがありました。普段のグループワークでの様子や作業能力、就職後のサポート体制など考え今回の募集への応募を提案してみたところ ”ぜひ挑戦したい” とのことでした。この瞬間 ”現実に悲観している意識” から ”就職するとゆう意識” にSさんが切り替わったのを感じました。

応募を決心してからはスタッフと相談しながら応募書類の作成や公務員試験の対策をおこないました。結果としては期間も少ない中での応募とゆうこともあり選考からは漏れてしまいましたが、今回の挑戦により意識が未来に向き、それにより通所も再び安定してきたとゆう収穫がありました。

利用期間の延長

県職員の挑戦後は就職に意識が向き、ハローワークの求人者登録や転職サイトにも登録。スタッフとのヒヤリングを重ね、様々なライフスタイルを描きながら就職希望先を絞っていきました。事務作業を希望されていたので柏市の職員や都内の事務などに応募。それに伴い、応募書類の作成をし面接に向け準備しました。

そんな中、利用期間の満了が近づき就職できないあせりから体調を崩しかけましたが、相談員さんのアドバイスもあり利用期間の延長をしていただきました。

 

面接~就職

利用期間の延長により気持ちの面で余裕ができ、より就職活動に対し向き合えるようになりました。延長後、面接の練習を繰り返していた時、ある企業様から書類選考が通り、面接の話を頂きました。面接中は練習した言葉や、働きたいとゆう強い気持ちを緊張し汗をかきながらも一生懸命伝える姿が見られ、隣で聞いていた私も胸を打たれました。

面接から数日後…内定の話を頂き、無事Sさんはかねてより希望していた事務職に就職することができました。

Sさんのその後~振り返って

就職から1か月後、定着面談で訪問し面談室で待たせてもらっていると、ノックがあり扉に目をむけると、首から社員証をぶら下げ、自信に満ちた表情で「お久しぶりです。元気にやらせてもらっています。」とSさんでした。入社後は先輩社員に教わりながら研修をこなしているようです。今年は猛暑だったため入社後1か月は暑くて大変だったそうですがそれ以上に将来への不安がなくなり充実しています。と笑顔で語ってくれました。

繰り返し襲ってくるコロナウイルスや祖父の他界など乗り越える壁は多かったものの、Sさんは就職するとゆう目標は忘れず、その時その時でできることに向き合った結果、今回の就職に結びついたんだと思います。

いかがだったでしょうか?

全3回にわたり”利用者物語”として綴らせていただきました。最後までご愛読いただきありがとうございました!(^^)!

 

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