利用者物語vol.1~ひとかけらの勇気~

こんにちは!(^^)!「天高く馬肥ゆる秋」は人も肥ゆるのだと実感する今日このごろ、皆様はお変わりありませんでしょうか?

就労移行支援事業所ななころ取手です🎑

今週から全3回にわたり”利用者物語”と題しましてある利用者の方の入所から就職、そしてその後の現在に至るまでのストーリーを綴っていきます📓

 

先日、定着面談でとある企業を訪問しました。面談室で待たせてもらっていると、ノックがあり扉に目をむけると、首から社員証をぶら下げ、自信に満ちた表情で「お久しぶりです。元気にやらせてもらっています。」と声をかけてくれたのは、一か月ぶりに会う就職生の姿でした。

 

はじまり~見学・体験~

今回の主人公はちょっぴり内気で心優しい風貌のSさん。適応障害、鬱病に悩まされていた彼がななころ取手の扉叩いてくれたのはコロナウイルスも真っ只中、2021年の4月でした。2018年に発症し、無気力状態が続き理由なく落ち込んでしまう等、“将来に対する不安などを抱えながら他の事を考えて気を紛らわせ過ごす3年間だった”と見学の際に語ってくれました。

事業所見学後、2日ほど体験をし入所することになります。緊張しながらも、自分の得意、不得意などがわからないため就労移行に通いたいとおっしゃっていたのが印象的でした。

 

入所後~生活リズム改善~

入所後4ヶ月間は週3日、月水金の午前中から通所をはじめ、外に出て人と関わることを意識的に行い、リズムを整えることを目標に通所しました。事業所では資格勉強や集中力UPトレーニングに取り組み、集団でのプログラムやイベントに積極的に参加しました。

グループワークに参加

SSTではペアを組み問題を解決

みんなの前でロールプレーの様子

イベントは人一倍楽しみに参加しました

入所前は生活リズムも乱れがちでメンタル的にも落ち込みやすい状態でしたが、通所をしていくうちに人と話すことや外に出ることへの不安を克服していくに伴い、どこか不安げで硬い表情から時折笑顔を見せてくれるようになり、少しづつ表情も明るくなりました。スタッフの中で“最近Sさん笑うようになったよね”と話し合ったのを覚えています。

人と話すのが苦手で普段は少し声が小さいSさんでしたが、SSTやグループワークでは率先して班長や発表を名乗り出てくれることが多かったです。彼自身、自分が苦手なことを理解していてソコを克服したいとゆう気持ちで苦手なことでも意識的にチャレンジしていたそうです。

3年間ひきこもっていた彼にとって最初は外にでることも勇気がいったことだと思います。又、通所してからは苦手なことを克服しようと勇気をだしてワークにも参加しました。彼の出したちょっとの勇気の積み重ねが自信をもたらし、表情を明るくし、安定した生活リズムに繋がっていったのだと感じました。

4ヶ月目以降は午前中のみの通所から一日通所にチャレンジしました。

 

少しずつ事業所にも慣れ、生活リズムも安定してきた彼や我々を襲ったのが皆さんもご存じだと思います。

そう、コロナウイルスの猛威でした。

続きは次週≫

利用物語vol.2~乗り越えろ在宅支援編~で掲載予定です!(^^)!

 

 

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1日1日が自信につながる事業所を目指して、微力ではありますが利用者さんと共に成長していきたく存じます✨

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