こんにちは(^^)/
就労移行支援事業所ななころ取手です。
今年も残すところあとわずか。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
ななころ取手は変わらず一日一日が利用者さんの自信につながるプログラムを心掛けています。
さて、今回のブログは表題のとおり新たな内定者が生まれたのでサクセスストーリーの背景について迫ってみようと思います。
Tさんがななころ取手を利用し始めたのは2021年の3月頃でした。
脳障害で倒れるまでは不動産業界で営業課長としてばりばり働いていたTさんは高次脳機能障害の影響で右手を動かすことと話す事が困難になってしまいました。
それでも社会復帰がしたいとななころ取手の利用に至りました。
誰にでも優しくユーモアたっぷりに接してくれる素敵な紳士が来た。そんな印象でした。言葉はパッと出なくても人柄からくるコミュニケーションの高さに舌を巻いたことさえ多々あります。
リハビリとは苦手になってしまった事にひたすらトライする過酷なトレーニングです。正直途中で嫌になってしまう人もいる程です。
それでも懸命にトレーニングを重ね次第に少しづつスムーズに話せるようになりました。そして去年の春ごろから本格的に就活に取り掛かりました。
そこからは苦難の連続でした。
最初に応募した企業とはWeb面接という形で臨みましたが、緊張してうまく言葉が出なかったり、自身の障がい理解度について厳しい言葉を頂くなど悔しい結果になりました。
その後もめげずに2社、3社、4社、5社・・・と応募を続けましたが書類選考を突破できずに暗中模索を続けていました。
後遺症の影響もあり、文章を作成するのに苦労しながら毎回しっかりと企業研究をして丹精込めて書き上げた応募書類だったのでショックも大きかったと思います。
Tさんのすごいところは落選しても次の週にはハローワークに行き、次の求人票を持ってきてくれた事です。
その諦めない姿勢と不断の努力が8社目で最高の形で報われました。
能力ではなく人柄重視で採用をきめたいという企業からがオフライン面接の機会を頂き当日は職員同行で面接を行いました。
1次面接では1週間行った面接練習の成果を十二分に発揮し支援員のフォローが全く必要ないくらいの出来栄えでした。
そして最終面接。応募先に人事部長からの質疑応答にもしっかり自分の口で答えることが出来ました。
過去の経歴、今どれだけリハビリを頑張っているか、家族の為に働ける幸せをもう一度味わいたいなど拙いながらもTさんの心から紡がれる言葉がしっかりと伝わりその場で内定を頂きました。
苦しい時期を乗り越えた分、結果を聞くとかは緊張と喜びも一塩でした。
ここで一旦就活という旅は終わりですがすぐにまた新しい旅が始まります。Tさんには持ち前の明るさと継続性で長く活躍してほしいと思います。
↓一緒に就活を乗り切った支援員と↓

Tさんと同じように一歩を踏み出したい方はぜひ一度お話をしにいらして下さいね(#^^#)
それでは次回の更新をお楽しみに(__)
※ななころは全てのプログラムが見学・体験可能です。
随時問い合わせお待ちしております⇩(*^^*)
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