こんにちは(^^)/
就労移行支援事業所ななころ取手です(^_-)-☆
標題のとおり今回は利用者さんの就職のご報告です(__)
春先から続々と就職される方が毎月のように続いており、寂しくも嬉しくもある時の速さを感じます。
今回新しいスタートラインを切ったTさん(30代男性)の就職までの取り組みについて徒然なるままに記していこうと思います。
Tさんがななころ取手に通うようになったのは2020年8月の事でした。
当時は、ほとんど自分から喋ることもなく通所も安定しない状態が続きました。
それでも徐々に集団プログラムを通して他の利用者さんや職員と関わる中で段々と自分の内面を見せてくれるようになりました(*´ω`)
グループワークでは最初は簡単な感想を聞かれただけでも困ってしまっていたTさんですが、徐々に慣れてくると相変わらず自分から話す事は少なくても、聞かれたことにはちゃんと答えてくれたり照れ笑いをしたり相槌を打ってくれるようになり気が付けばななころ取手の平和の象徴のような存在になっていました。
イベントにも積極的に参加してくれるようになり、色んなところに出かけました。そのたびに楽しかったと言ってくれたりひっそりとスタッフの手助けもしてくれました。
中でもみんなで行ったボウリングが一番の思い出だそうです( *´艸`)
楽しかった発言がふえてくると同時に週に2,3日の通所がやっとだったのが週4日、5日と通所も比例して増えました。
その後はなんと無遅刻無欠席のフル出勤を達成しています!(^^)!
色々なプログラムを経て徐々に自信を付けていき、昨年の夏ごろ就活を始める事になりました。
スタッフの力を上手く借りながら自己分析から進めて行きました。
その中で自分のペースを大事にして長く働きたいとキャリアアンカーが定まり、多少なりとも興味、やりがいがあり自分らしく働ける職場に的を絞り求人に目を通す日々が続きました。
スタッフと相談しながら気になる求人をいくつか見つけ応募することになりました。多くの求人の中から3つの企業をピックアップしました。
Tさんはあせらず一件ずつ進めたいとしっかりと意思表示をしてくれたので私たちとしてもペースを合わせやすかったです。
1社に対して3ヶ月程じっくり時間をかけて事前準備を行いました。
スタッフと一緒に就活用のスーツを買ったり、履歴書を作成しながら普段の集団プログラムにも変わらず参加してくれました。
もともと農業高校出身であること、物流業界で働いた経験がある事からその経験が生かせる企業を自分で選び、一社ずつ面接、体験を受けて行きました。
口数は少なくても持ち前の粘り強くコツコツと業務をこなす姿勢や常に周囲に配慮した人との関わり方が評価され、体験をしたすべての企業様からぜひうちに来て欲しいとラブコールが届きました。
そして一番最後に応募した企業に自分自身で就職することを決めました。
他の人からしたらとてもゆっくりな就活スピードだったかもしれませんが、Tさんの物事をじっくり考えて最後は自分で意思決定をするスタンスがとても生かされていたのではと思います。
かれこれ2年近くななころ取手に通所してきましたが5月末でいよいよ卒業になりました。
最後の通所日にささやかながらセレモニーを行い、記念品の贈呈と手紙交換をさせていただきました。
涙で顔面汁まみれのスタッフ、笑顔の本人と対照的でしたが頼もしい姿で最後の挨拶をしてくれました。
今後は定着支援という形で関わっていきますが、Tさんの今後のご活躍並びにご多幸をお祈り申し上げます。
この度は本当におめでとうございます!!
障がいをお持ちで就労に一歩踏み出したい方は是非一度無料相談にお越しくださいませ(^^)/